2013年5月22日水曜日

先週、福岡にてピアノ講座を開催いたしました。


《第1回 ピアノ勉強会 ~ 音作りの秘密 ① ~》
Ⅰ ピアノの基礎知識
Ⅱ 「ピアノを弾く」とは?-魅力的な演奏のための第1歩

主催してくださったのは、さくらジュンコ先生です。先生はピアノ指導、作曲、リサイタルなどの演奏活動と幅広くご活躍されています。私(佐野)は年に2度ほど福岡へ出張し、先生のベーゼンドルファーの調律、生徒さんのピアノの調律、コンサート・発表会の調律などをさせていただいています。

私は常々、音大など専門的な教育の場においてさえ、ピアノという楽器の歴史や構造に十分に目を向けていないことに疑問を感じています。ピアノの設計は複雑であり、簡単には理解できないということはあります。しかし、歴史に名を残すピアニストたちは当然のように、ピアノの中身に深い関心を持ち、そして正しく理解していました。

この講座の目的は、ピアノを愛し弾く皆さんに、楽器の側から求められる演奏テクニックをお伝えすることです。弊社ではご要望に応じて、ピアノレスナーや生徒さんのためのこのような講座を行っております。

今回は第1回ということで、ピアノの発達の歴史[現代ピアノへの進化の過程]、ピアノの構造、演奏姿勢の基本などを解説しました。
使用したベーゼンドルファー アクションモデルとピアノ椅子[紀尾井ホール等でも使用されているドイツ・アンデクシンガー社製のものです。良い椅子は演奏に直接、良い影響を与えます。




講座の趣旨に賛同し、開催に尽力してくださったさくらジュンコ先生に、改めて感謝申し上げます!第2回は鍵盤とアクションの関わりについて、より詳しく取り上げる予定です。